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文章取自朝日新聞

私はいま、どんな色?

みなさん、自分を色で例えるならば、何色ですか――。宮崎県にある都城さくら聴覚支援学校の穴見愛椛さん(17)は静かにそう、手話で語り始めた。先週末、東京・有楽町であった「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」でのことだ。

大家如果要拿一個顏色來比喻自己的話,會是什麼顏色呢??在宮崎縣的某個城鎮裡有一所櫻花聽力障礙學校,學校裡有一位17歲的穴見愛椛在上個週末在東京的有樂町舉辦的全國高中生手語演講比賽中安靜地用手語演講。

小学生のころ、彼女が付き合うのは、ろう学校の友だちばかりだった。手話を、学外の人に見られるのは「恥ずかしい」と思った。色で言えば「漆黒の時代でした」。悲しい表情が手の動きに重なった

小學生的時候和穴見愛椛來往的人都是這個學校的人。手語對於沒有學習過的人看來會被覺得很丟臉。用顏色來說的話是『漆黑的時代』。悲傷的表情和他手的動作重疊在一起了。

気づきは中学生のときだった。耳の聞こえない、他県の仲間が臆せずに人前で手話を使うのを見た。「かっこよくて、鳥肌が立ちました」。若者の世界はどんどん広がっていく。

發現這件事是國中生的時候。別的縣市耳朵聽不到的朋友們他們不會在意在人們的面前使用手語。『好帥啊,都起雞皮疙瘩了』。年輕的世界慢慢地變得寬廣。

高校生になると、大好きな絵を通じて、耳が聞こえる人たちと、音を文字化するスマホ機能で会話する機会もできた。「いまの私の色はグレーです」。いろんな色が混ざった灰色です。将来、その一つ一つを際立たせ、虹色の自分になりたいんです。彼女はそう笑顔で語った。

成為了高中生之後,我可以透過自己喜歡的畫畫,耳朵聽得到的人們可以透過將聲音文字化的手機功能,我們有了對話的機會。『現在的我是灰色的』。有很多顏色混在一起的灰色。將來我會把這一個一個顏色分開,變成了自己的彩虹。她用笑臉講了這件事情。

瑞々しい感性にあふれた、素敵なスピーチだった。ただ、入賞は逃した。きっと彼女はがっかりしているだろう。気になって、学校の先生にメールを出すと、丁寧な返信をいただいた。

這是一個充滿感性且很棒的演講。雖然她並沒有入選。她現在一定很失望吧。我很在意所以我寄信給了她學校的老師,得到了很有禮貌的回信。

発表は楽しくでき、ほかの参加者との交流もできました。「一生思い出に残る宝物です」。そんな穴見さん本人の言葉とともに、彼女の描いた絵が添付されていた。海のような深い青や朝顔のような淡い赤。その絵は何とも繊細で、やさしい色をしていた。

回信裡面說到,演講是開心的、也能夠跟其他的參賽人員交流。『這對我來說是一生都會想起來的寶物』。不只有穴見本人的回覆還有附上他的畫。向海一樣深的藍、像牽牛花依樣淡淡的紅。這幅畫是如此的纖細有著溫柔的顏色。

生詞

語り(かたり):語ること。また、その話。

重なった(かさなった):ある物事に、さらにそれと同類の物事が加わる。

臆せず(おくせず):おじける。

瑞々しい(みずみずしい):水分をたっぷり含んでいる。

とともに:と一緒に。

朝顔(あさかお):牽牛花。

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